
本記事は、アパレル歴20年の筆者が解説しています。
「韓国通販で注文したのに、追跡情報が中国から始まっている」
「中国から届く商品は、韓国ブランドではないの?」
「中国発送と分かり、危険な通販サイトではないか心配…」
このような悩みはありませんか?
「韓国ファッション」を選んだつもりなのに、荷物の発送国が“中国”と表示されると、不安になるのは自然なことです。
しかし、「韓国通販」「韓国ブランド」「製造国」「発送元」は、それぞれ示している情報が異なります。

この違いを理解すれば、中国発送という理由だけで危険と判断せず、購入条件を落ち着いて確認できます。
そこで本記事では、「韓国通販なのに中国から発送される理由」と、「購入前後に確認したい注意点」について詳しく解説していきます。
- 韓国通販と発送国の違い
- 中国から発送される5つの理由
- 中国発送でも韓国ブランドの場合がある理由
- 中国発送が危険とは限らない理由
- 購入前に確認したい配送条件
- 製造国や販売者の確認方法
- 返品先と返送料の注意点
- 関税や輸入時の税金の考え方
- 注文後に中国発送と分かった場合の対処法
中国発送でも韓国ブランドではないとは限らない

通販サイトの呼ばれ方と、荷物が出発する国は同じとは限りません。
まずは、韓国通販に関係する4つの言葉を整理しておきましょう。
| 表示・呼び方 | 主に示す内容 |
|---|---|
| 韓国通販 | 韓国商品や韓国風商品を扱う通販 |
| 韓国ブランド | 韓国で生まれたブランド |
| Made in Korea | 韓国で製造された商品 |
| 中国発送 | 中国の倉庫などから出荷された荷物 |
発送国は荷物が出発した国、製造国は商品が作られた国です。
判断するときは3つの情報を分ける
| 確認項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| ブランド | どこの国で生まれたブランドか |
| 製造国 | 商品がどこで作られたか |
| 発送国 | 荷物がどこから送られるか |
中国発送という情報だけでは、ブランドの出自や商品の品質までは判断できません。

ただし、サイトに「韓国から発送」と明記されていたにもかかわらず、中国から発送された場合は販売者へ確認しましょう。
韓国通販なのに中国から発送される5つの理由

中国発送になる背景は、通販サイトの運営形態や商品の保管場所によって異なり、その主な理由は次の5つです。
| 番号 | 中国から発送される主な理由 |
|---|---|
| ① | 韓国風商品を扱う通販サイトだから |
| ② | 商品を中国で製造・保管しているから |
| ③ | 中国の物流倉庫へ発送を委託しているから |
| ④ | 複数の販売者が出品するモール型だから |
| ⑤ | 注文後に仕入先から直送しているから |
①韓国風商品を扱う通販サイトだから
「韓国通販」と呼ばれるサイトが、すべて韓国企業や韓国ブランドの公式通販とは限りません。
韓国風のデザインを扱う日本や中国などのショップも、広告や検索結果では「韓国ファッション通販」と紹介されることがあります。
韓国ブランドか確認する場所
- 商品ページのブランド名
- ブランドの公式サイト
- 運営会社の所在地
- 商品タグや原産国表示
- 公式SNSから案内されている販売先

サイトの雰囲気だけで判断せず、商品ごとのブランド情報を確認しましょう。
尚、韓国ブランドと韓国風通販の違いは、下の記事で詳しく解説しています。
②商品を中国で製造・保管しているから
韓国ブランドであっても、すべての商品を韓国国内で製造しているとは限りません。
商品を中国工場で製造し、そのまま中国の倉庫に保管する販売形態もあります。
| 工程 | 担当する国の例 |
|---|---|
| デザイン・企画 | 韓国 |
| 縫製・製造 | 中国 |
| 在庫保管・発送 | 中国 |
| 購入者への配達 | 日本 |
この場合、ブランドは韓国でも、商品タグには「Made in China」と表示されます。

製造国と発送国がどちらも中国だからといって、韓国ブランドではないとは限りません。
③中国の物流倉庫へ発送を委託しているから
通販サイトが、商品の「保管・梱包・発送」を外部の物流会社へ委託している場合があります。
中国の倉庫に在庫を置いていれば、運営会社が韓国にあっても荷物は中国から発送されます。
物流倉庫が担当する主な作業
- 商品の入庫・保管
- 注文情報の受け取り
- 商品の取り出し
- 検品・梱包
- 国際配送会社への引き渡し
通販サイトの運営拠点と、発送を担当する倉庫の所在地が異なることは珍しくありません。

問い合わせ窓口・発送元・国内の配達会社が別々でも、それだけで不正な配送とは判断できません。
④複数の販売者が出品するモール型だから
モール型通販では、サイトの運営会社と、商品を販売・発送する出品者が異なることがあります。
そのため、同じサイト内でも商品ごとに発送国や配送条件が変わります。
商品ごとに確認する項目
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 販売者 | ショップ名・出品者名 |
| 発送元 | 韓国・中国・日本など |
| 配送予定 | 出荷日・到着目安 |
| 返品先 | 国内か海外か |
| 補償制度 | モールの購入者補償 |

サイト全体の配送案内だけでなく、購入する商品ページも確認しましょう。
複数の商品を同時に注文しても、販売者が異なれば別々に届くことがあります。
⑤注文後に仕入先から直送しているから
通販サイトが商品在庫を持たず、注文を受けてから仕入先へ発注する販売方法があります。
仕入先が中国にあれば、通販サイトの運営国にかかわらず、中国から購入者へ直接発送されます。
直送型通販で起こりやすいこと
- 注文後の準備期間が長い
- 商品ごとに到着日が異なる
- 荷物が複数に分かれる
- 返品先が販売元と異なる
- 在庫切れが注文後に分かる
直送型であること自体が問題なのではなく、配送期間や返品条件が事前に説明されているかが重要です。
中国発送の商品を買う前に確認したい5つのポイント

中国発送を避けるかどうかより、購入条件を理解して納得できるかが大切です。
注文確定前に、次の5項目を確認しましょう。
| 番号 | 購入前の確認ポイント |
|---|---|
| ① | ブランド・製造国・発送国を分けて見る |
| ② | 発送準備と配送にかかる日数を見る |
| ③ | 運営会社と実際の販売者を確認する |
| ④ | 返品先の国と返送料を確認する |
| ⑤ | 追跡・送料・関税の条件を確認する |
①ブランド・製造国・発送国を分けて見る
ブランドの出自を知りたい場合はブランド名、商品の生産地を知りたい場合は原産国表示を確認します。
荷物の出発地点は、配送ガイドや商品ページの発送元欄で確認してください。
| 知りたい情報 | 確認する場所 |
|---|---|
| ブランド名 | 商品名・ブランド欄 |
| 製造国 | 商品詳細・原産国欄 |
| 発送国 | 配送ガイド・発送元欄 |
| 販売者 | 会社概要・出品者情報 |

僕が商品選びを提案していた際も、見た目だけでなく、タグや商品情報を確認する重要性を感じていました。
特に通販では店頭で商品を確認できないため、表示されている情報を分けて読むことが大切です。
韓国ブランドの出自や正規の販売窓口まで確認したい方は、こちらの記事も参考になります。
②発送準備と配送にかかる日数を見る
「配送3〜5日」と書かれていても、注文から発送までの準備期間が別に設定されていることがあります。
配送日数だけでなく、注文から到着までの全体を確認しましょう。
到着までの流れ
- 注文受付
- 商品の仕入れ・準備
- 海外倉庫から発送
- 日本での通関
- 国内配送会社による配達
予約商品・取り寄せ商品・大型連休中の注文は、通常より時間がかかる場合があります。

着用予定日が決まっている商品は、到着目安に余裕を持って注文しましょう。
③運営会社と実際の販売者を確認する
会社概要・利用規約・特定商取引法に基づく「表記・出品者情報」を開き、誰から購入するのかを確認します。
日本の通信販売では、事業者名や住所、電話番号、送料、引渡時期、返品条件などが主な表示事項です。
最低限確認したい情報
- 運営会社名
- 会社の所在地
- 問い合わせ方法
- 商品の販売者
- 支払い方法
- キャンセル条件
会社情報が見つからない、連絡手段がSNSのメッセージだけなど、不安な点がある場合は購入を急がないようにしましょう。
通販サイトの安全性は、下の記事で詳しく解説しています。
④返品先の国と返送料を確認する
発送元が中国でも、日本国内に返品窓口が用意されている場合があります。
一方、海外へ返送する場合は、商品代金に近い返送料がかかる可能性があります。
| 返品項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 返品期限 | 到着後何日以内か |
| 対象理由 | サイズ違いも可能か |
| 返送料 | 購入者と販売者のどちらが負担するか |
| 返品先 | 日本・韓国・中国のどこか |
| 申請方法 | 事前連絡や承認が必要か |
「返品可能」とだけ書かれていても、自己都合返品は対象外の場合があります。

購入前に返品条件の詳細まで読み、必要に応じて画面を保存しておきましょう。
⑤追跡・送料・関税の条件を確認する
追跡番号の有無と、日本到着後にどの配送会社が引き継ぐのかを確認します。
支払総額は商品代だけでなく、「送料・決済手数料・関税」なども含めて考えましょう。
費用に関する確認項目
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 送料 | 商品代に含まれるか |
| 手数料 | 決済・代引き手数料があるか |
| 関税 | 購入者と販売者のどちらが負担するか |
| 輸入時の税金 | 配達時に請求される可能性があるか |
個人使用目的の輸入では、商品代金の合計が約16,666円以下(課税価格の合計が1万円以下)なら関税や輸入時の税金が原則免除されます。
ただし、革製品や革靴など一部の商品には例外があるため、「少額なら必ず免税」とは限りません。
配送条件だけでなく、返品・支払い・サイズなども含めて購入後の失敗を防ぎたい方は、こちらの記事も参考になります。
注文後に中国発送と分かった場合の3つの対応

注文後に発送国へ気づいた場合は、注文状況に合わせて対応します。
慌てて問い合わせる前に、「発送前か」「発送後か」を確認しましょう。
| 番号 | 注文状況と対応 |
|---|---|
| ① | 発送前なら販売者へ確認する |
| ② | 発送後なら追跡情報を保存する |
| ③ | 到着後は商品と表示を照合する |
①発送前なら販売者へ確認する
注文履歴が「準備中」「仕入れ中」であれば、発送国・到着予定・キャンセルの可否を販売者へ確認します。

サイトに韓国発送と記載されていた場合は、商品ページや配送案内の画面も保存しておきましょう。
②発送後なら追跡情報を保存する
販売者名・注文番号・追跡番号・配送会社・追跡画面を保存します。
追跡情報が長期間動かない場合は、通販サイトやモールの問い合わせ窓口へ連絡してください。
早めに確認したいケース
- 予定日を過ぎても発送されない
- 追跡情報が長期間更新されない
- 知らない住所へ配達済みになった
- 販売者と連絡が取れない
- 注文した商品と追跡内容が一致しない

解決しない場合は、利用した決済会社やモールの購入者補償も確認しましょう。
③到着後は商品と表示を照合する
到着後は、色・サイズ・数量・ブランドタグ・原産国・破損の有無を確認します。
問題がある場合は、商品や梱包材を捨てずに写真を撮り、返品期限内に販売者へ連絡してください。
韓国通販の中国発送に関するよくある質問

本文を読んだあとに「残りやすい疑問」を4つに絞って解説します。
- Q中国発送なら偽物ですか?
- A
中国発送という情報だけでは、偽物かどうかは判断できません。公式サイトや正規販売店か、商品ページのブランド名・販売者・タグが一致しているかを確認しましょう。
- Q韓国ブランドなら韓国製ですか?
- A
韓国ブランドはブランドの出自を示す言葉で、すべての商品が韓国製という意味ではありません。製造国は商品ページの原産国表示や、到着後の商品タグで確認してください。
- Q追跡が中国から始まっても問題ありませんか?
- A
配送ガイドに中国発送や海外倉庫発送と記載されていれば、不自然ではありません。韓国発送と説明されていた場合や、発送元の記載がない場合は販売者へ確認しましょう。
- Q中国発送は必ず関税がかかりますか?
- A
中国発送だから必ず関税がかかるわけではありません。商品の種類や課税価格、販売サイトの負担条件によって異なります。
まとめ:中国発送の理由と条件を確認してから選ぼう

韓国通販の商品が中国から発送される背景には、製造地・物流倉庫・モール型販売・仕入先からの直送などがあります。
発送国だけで安全性を判断せず、商品情報と購入条件を分けて確認しましょう。
| 番号 | 中国発送で確認したいポイント |
|---|---|
| ① | ブランド・製造国・発送国を区別する |
| ② | 商品ごとのブランド名と原産国を見る |
| ③ | 発送準備と到着目安を確認する |
| ④ | 運営会社・販売者・連絡先を見る |
| ⑤ | 返品先の国と返送料を確認する |
| ⑥ | 追跡番号と注文画面を保存する |
| ⑦ | 送料・関税を含めた条件を見る |
まずは、気になる商品の「商品詳細」「配送ガイド」「返品条件」の3つを開いてみてください。
発送元と購入条件に納得できるなら、中国発送という理由だけで候補から外す必要はありません。

とはいえ、少しでも不安があるなら無理に海外通販を利用することも無いのかなって思ってます。






コメント